日本経済新聞 私の履歴書 安藤忠雄

 日経の今月の「私の履歴書」は安藤忠雄(建築家)。楽しみである。

安藤忠雄といえば、個人的に思い出すのは、この東大入学式での「親が子供もの大学の入学式について来るんじゃない」スピーチのニュース。

平成20年度入学式(学部)祝辞

平成20年(2008年)4月11日

建築家・東京大学特別栄誉教授 安藤忠雄

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ここにいる3千人強の学生たちは、今日、幸福な形で入学したのですが、この式に立ち会われている6千人を超える家族の方々、この日は巣立ちの日だと思って、親子関係をしっかり考えてもらうほうがいいと私は思います。 “親は子を切り離し、子は親を切り離せ。” 極端なようですが、子供が大学生にもなったら、子は親を離れ、親は子離れすることが必要です。自立した個人を作るためには親は子を切ってほしい、本当の親子関係をつくるなかで、個人の自立があると考えます。個人の自立なくして、「独創力」や常識を疑う力はなかなか生まれないのではないでしょうか。

(略)


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思い出されるのは、うちの親はこんな考えで自分の大学(東大じゃないけど)の入学式に来なかった。

周りは両親連れで晴れがましい親子がやたら多かった。少し寂しく感じたような記憶もある。

まあ、でも今は、それで良かったと思う。

自分も多分、子供の大学の入学式には行かない。