After 3.11

今回の地震津波放射能危機について、少し思ったことを記録として書いておきたい。まだ興奮気味の自分だが、すぐに気持ちは風化してしまうものでもあるので記録しておこう。




最近の僕の思考の軸は、愛する子供、および、愛する日本の将来を考える、ことになっている。

今回の地震はそんな今の自分にとって大変なインパクトがあった。

電話もメールも物流も途絶える危機(現地の方の危機レベルには比べるまでもない小ささではあるけれど)を経験して思うことは、そんな時に、直接、子供を助けることはまず不可能であるということだった。

親として出来ることは、子供に「一人で対処できる判断力・精神力を養ってやること」に尽きると実感した。





そして、愛する日本の美しい風景や、インダストリーがぐちゃぐちゃになってしまった。放射線による汚染も発生し、自然環境が深く損なわれた。

これらはどれも、日本人の誇りそのもの、と言えるものだと思う。

それらを、子供に引き継げない危機に、今、追い込まれている。

これらを取り戻すのが大人としての責任だ。





それと、一気に地味なことになるが、もう一つ。

今回は、勤務地から自宅(20kmくらい)まで4時間くらいで歩いて帰宅した。

自分は普段から町を無駄に歩くのが趣味で、都内の道(特に自宅から関連する主要ポイントの道)をかなり把握している*1。加えて、自分の足でどれくらいの時間が掛かるかの目安もすぐに分かる。このため、すぐに自信を持って今回の判断をすることができ、見込んだ通り子供の就寝時間前に顔を見せることができた。歩くこと、の大切さが痛感された。

*1:これは、今はiPhoneもある時代だから別に大したアドバンテージとは言えないかもしれない。