ヤング・ゼネレーション(ピーター・イエーツ監督)1980年作品




宇多丸師匠、大推薦の一本。師匠は、この映画についてラジオで何度も熱弁をふるっていらっしゃった。ツタヤで一本100円レンタルだから、借りることに躊躇はない。

見てみたら、確かに良い映画。


青春、ボンクラ、中二病


男子(だんし)の愛すべきダメな部分が余すことなく描かれている。

それに、シナリオのテンポ良くキャラの描き方もコンパクトながら際立っていて、良作の「お手本」というような作品だった。



そして、舞台である1970年代のインディアナ州の田舎町の産業とか風習に妙なリアリティがあって面白い。特に、アメリカの保守白人が、イタリア人(カトリック文化)をどういう風に見ているかという描写が妙にリアルで勉強になった。アメリカンマッチョ親父は、ラテンを軽蔑しているということが分かる。これは主題ではないのだけれど。