雨ン中の、らくだ/立川志らく


雨ン中の、らくだ (新潮文庫)

雨ン中の、らくだ (新潮文庫)



立川談志ファンとして、また、談春の「赤めだか」が好きなので、これも読んでみた。


(上記の要素が無く、いきなりこれを読んでも、意味が分からないのではないかと思う)


内容は、師弟論、芸術論として、面白かった。でも正直「赤めだか」の方が良かったと思う。


一つとても印象に残る言葉があった。



十人に好かれる人は偽善者。

十人に嫌われる人は悪党。

五人に好かれ五人に嫌われる人こそ本当の善人。


(単行本243ページ)






身の回りの人を思い出して、う〜ん、と唸ってしまった。