天才 勝新太郎/春日太一

天才 勝新太郎 (文春新書)

天才 勝新太郎 (文春新書)

素直に面白かったです。ほぼ自分と同年代で勝新の現役時代なんて知らないはずの著者ながら、時代劇の研究で芸術学博士まで取られたとのこと。勝新太郎の天然芸術家ぶり、と、それでもって経営者にまでなってしまい、会社を芸術のために暴走・破滅に導いていく様に、引き込まれながら読めました。こんな上司?に仕えた番頭さんもいたそうで、大変だったろうなぁと思いました。