WEBで政治を動かす!/津田大介


ウェブで政治を動かす!

ウェブで政治を動かす!


2012年年末の総選挙も近いので、話題の新書を読んでみた。震災の頃から、津田氏の活動を多少フォローしてきたので、内容的に何か目新しいということはないが、良くまとまっているし、様々なファクトも散りばめられているし、考えもしっかりされているし、それに、読んでいて信頼できる人柄が伝わってくる、というなかなか良い新書だった。

「読んでいて信頼できる人柄が伝わってくる」とさらっと書いたが、これはなかなか興味深い問題で、色々本を読むが、この著者は信頼できる人だな、というのは、文面からというか、行間からというか、結構伝わってくるものである。


本書のタイトルは本当は「WEBで政策を動かす!」にしたかったのだと思う。「WEBで政局についてつぶやく!」のはあまり意味無い、と自戒したい。

あとは、あとがきが良かった。ご尊父の生き方が、津田大介を産んだのか、ということを初めて知った。


ちなみに、アマゾンKindlePaperWhiteで250円で読んだ。この値段でこういう新書をクイックに読めるのは良い。