桐島、部活やめるってよ/吉田大八監督



今年公開の映画で、どうしても見たかったのに見れていなかった一作。宇多丸師匠とコンバットREC町山智浩さんが、この映画のために集まって鼎談したという時点で、自分としては絶対見に行かないといけないに決まっていた作品。



遂に見れた。



まあ、個人的には「大絶賛」というほどではなかったし、スケールの小さい話ではあるし、ややカルト的な要素もある映画なので広く皆さんにオススメというほどではないけど、確かに傑作でした。



内容については、シネマハスラーで語り尽くされている。というか、このシネマハスラー聞いて泣きそうになった。今年のベストハスリングの回じゃないでしょうか。



少しだけ。


自分的にはバレー部の背の低い人が叫んだ「俺は一生懸命やってもこの程度なんだよ!」というセリフが、一番刺さりました。高校時代って残酷で恐ろしい。


学校の空気感の再現については、いろんな人が絶賛しているが、これは本当に素晴らしいの一言。


あと、重要人物が自分と同じ「名前」だったし、なんとなくフラフラしているところも自分に近いような気もして…、とダラダラと感想を語りたくなるタイプの映画であったことは間違いがない。