華麗なるギャツビー(2013)/バズ・ラーマン監督



ネタばれありの感想。


一言で言って、バズ・ラーマン監督の意気込みは分かるけれど、突っ込みどころの方が多い映画だった。


最大の突っ込みどころは、ディカプリオをギャツビーにするキャスティングだ。微妙過ぎる。トビー・マグアイアのニック・キャラウェイ役はドンピシャだし、キャリー・マリガンも良いだけに、主役の違和感に苛立つ。音楽も、意欲的なチャレンジは分かるので時代考証とか野暮なことは言わないが、それほど良い効果を産んでいるとは思えなかった。


あとは、原作で大事な位置を占める「ギャツビー父」並びに「若きギャツビー自らに課していた目標エピソード」の割愛、これは個人的にはあり得ないと思った。それなのに140分も掛けて・・腑に落ちない。これらを入れて120分に納まるのではないかと思った。


あと、トム・ブキャナン役の人が「世界のナベアツ」か新日のプロレスラー蝶野に見えて仕方なかった。