世界は宗教で動いている／橋爪大三郎

世界は宗教で動いてる (光文社新書)

橋爪先生のインタラクティブ宗教講義がライブ形式で収録されている本が発売された。自分は幸いにもこの講義を何度も聴いたことがあるので「ああ、これだ。これだ。」という感覚になる。本書によって、この貴重な知識が広く世に広まるのは良いことだと思うが、それでもやっぱり、本ではなくて、少しでも多くの人にライブで講義を聴いて欲しい。（申し込めばアクセスできる公開講座的なものも少なくないはずだ）

ちなみに、もうすぐ公開されるスーパーマンのリブート「マン・オブ・スティール」の予告編がとても良いのだが、「このスーパーマンはキリストの暗喩である*1」とラジオで町山智広さんが説明していた。そう言われて見ると、まさに「確かにその通り！！」と思えるのだが、「その通り」と思えるのは、キリスト教についての基本的な知識があるからこそであり、自分の場合そういう知識はほとんど全て橋爪先生が授けてくれた、と感謝の念で一杯だ。

ハンス・ジマーの音楽がたまりませんね。

*1:クリプトン人＝ユダヤ人的な解説もしていた。