2013年に見た映画の総括
映画館は素晴らしい
6年前、育児と仕事に追われるだけの人生も彩りに欠けるな・・・などと欲張りなことを思い、新しい趣味として月に1本、映画館で映画を見る、という趣味を作った。今年は、過去最高の14本達成。映画から色々な世界や人生を学ぶのは楽しいし、映画館で映画を見るというのは、まさに「体験」であり、映画そのもの以外にも場所や食事やシチュエーションを含めた色々な思い出が出来る。我ながら良い趣味だと思う。
今年の年間総括。ほぼ鑑賞順。
レ・ミゼラブル…西洋芸術の底力を感じた。
ルーパー…町山さんが激推ししてたので見に行ったが、まあ微妙。色々面白い部分は多いのだけど。
ゼロ・ダーク・サーティ…制作中の報を聴いたときから待ち望んでおり、期待して見に行って、期待を超えた。キャスリン・ビグロー監督についていきます。
ザ・マスター…PTA(ポール・トーマス・アンダーソン)監督による玄人向け作品。一般受けはしないだろうけど、素晴らしい作品。
世界に一つのプレイブック…ジェニファー・ローレンスよりもブラッドリー・クーパーが良かったな。
リンカーン…ダニエル・デイ・ルイス主演&スピルバーグ監督。そりゃクオリティは高い。
きっと、うまく行く…インド映画初挑戦。長い作品だが面白かった。従来的な常識が通じないインドワールド。
華麗なるギャツビ−…レオ様の顔が感情移入を妨げたが、監督のオシャレさは分かる。
立候補…マック赤坂を追ったインディーズ作品。これDVD化して全国のレンタル店で見れるようにしてやって欲しい。
風立ちぬ…国民的話題作。最後の15分くらいが良かった。
マン・オブ・スティール…ノーラン風味には期待してしまうのだが…予告編が最高だった。
そして父になる…淡麗辛口。素晴らしい作品。役者としてのリリー・フランキーに瞠目。
ハンナ・アーレント…映画としてはエンタメ性に欠けたけど、岩波ホール初体験。
ゼロ・グラビティ…IMAX3Dは映像体験として素晴らしいが、暗喩に富んだストーリーも凄く良いかもしれない。
個人的ベスト→「ゼロ・ダーク・サーティ」(陰鬱な映画、好きなので…)とします。
DVDで見て著しく衝撃を受けた二作。
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド…ポール・トーマス・アンダーソン監督は神、と思った。生涯ベスト5に入るくらいに好きな一作となった。
ライフ・オブ・パイ…見終わって見ると「あの、動物と少年の友情・・・的な宣伝は何だったの!?」と思ったがとにかく原作も優れているし、映画化の手腕(アン・リーが監督賞受賞ですね)がすさまじい。