2014年に劇場で見た映画を振り返る。

今年も「月に一本劇場で」の目標を達成。

 

1月 少女は自転車に乗って

サウジアラビアの現状(女性の被抑圧)を鋭く描いた映画。これを見たことは凄く良かった。神保町岩波ホール

 

2月 アメリカン・ハッスル

音楽、役者、衣装がお洒落な映画でした。日比谷シャンテ

 

3月 それでも世は明ける

アカデミー賞作品賞。黒人差別の歴史に興味があり、その勉強にもなった。途中の拷問シーンがハード、という印象が強い。あと、唐突に出てくる正義漢ブラピの印象も強い。有楽町。

 

3月 アナと雪の女王

当初は見るつもりではなかったのが、偶然気が向いて行った。結果的に大ブームになったので「流行ものには絡んでおきたい派」の自分としては、行っておいてよかった。前半1/3のミュージカル部分が最高。中盤以降はごく普通じゃないかと。新宿ピカデリー。

 

4月 ローンサバイバー

友人からの推薦。この12本の中では世間的注目度は最低の部類だろうが、実は米軍とアフガンを知る上で非常に重要な作品だと思う。映画としても面白い。新宿ミラノ

 

5月 キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー 

これまで見たマーヴェル映画の中で一番良かったし、エンターテイメントとメッセージ性が両立されていて、個人的には今年のベスト1。新宿ミラノ

 

6月 グランド・ブタペスト・ホテル

ウェス・アンダーソン!!という感じ。そうとしか言いようが無い。評価は低いはずもないのだが、ベクトルが違うのでもう殿堂入り。新宿の単館系。

 

8月 思い出のマーニー

期待してなかったのに、夏休みの最終日の気まぐれで見に行ったら号泣してしまった。池袋。

 

9月 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

今年とにかくアメリカで流行った、というので見に行った。まずまず。でもそこまで売れる内容ではないとも思う。新宿ミラノ

 

10月 ジャージー・ボーイズ

イーストウッド監督らしからぬ、という印象はあるものの、音楽とミュージカル俳優たちに心をつかまれた。これ劇場で見れて良かった。サントラ買った。丸の内ピカデリー。

 

11月 インターステラー

長い・途中でトイレに行っちゃった、などと文句は色々あるが、それでもやっぱりいろんな意味で心に痕跡を残す。新宿ピカデリー&ミラノ座スクリーン1

 

12月 ゴーン・ガール

デビッド・フィンチャー現代社会への認識と、それを「映画に映す」というテクニックにおいて本当に一流だなぁ、と感銘を受けた。TOHOシネマズ日劇

 

順位付けはしたくないのだけれど、敢えて一作推せ、と言われたら「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」。アメコミベースのアクションながら、裏に暗喩で社会派メッセージを込めるという「ダークナイト」的な何かを感じさせてくれた。

 

個人的には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、そこまで騒ぐほどの出来とは思わなかったけれども、「キャプテンアメリカ」と合わせて、マーベルスタジオの充実した勢いを強く感じた一年でもあった。ピクサーにも奮起を期待したい。

 

次点としては「ジャージー・ボーイズ」と「ゴーン・ガール」。ベクトルは違う二作ながら、どちらも最高でした。

 

インターステラー」と「グランド・ブタペスト・ホテル」もよかったんだけど、他と並べてランクするというよりは、もう別枠ですね。これら監督の活躍は今後も追い続けていきたい。