1964年のジャイアント馬場/柳澤健
分厚い一冊を今年の最後の読書に。
本書では再三、リアルファイトで強いレスラー、と、見栄えがして客が呼べるレスラー、は違うという事が強調されている。プロレスでは当然、後者が重用される。両者には両者とものプライドがあり、確執があるそうだ。これ、仕事の世界、私の居るコンサルティングの世界でもあるんだよなぁ、と思いながら読んだ。
今年は本を読む冊数を意図的に減らしてきたが、この本は年末に読書の醍醐味を再確認させてくれた。
- ターザン山本についての記載には笑った。
- 馬場夫人の元子さん関係の記述がほぼ皆無。他を詳しく書き込んでいるのに、ここだけスルーというところに、大人の事情を感じた。(もちろん、本書が焦点を当てているところと本質的には関係がない、という整理は理解できるので、本書の価値を下げるものではないだろう)