桶川ストーカー殺人事件 遺言/清水潔


桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた…。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞受賞作。


1月に読んで衝撃を受けた「北関東連続少女誘拐殺人事件」の流れで読んだ。

「だいぶ前に発売されていて文庫になっているのに、自分は、これまでなぜ、読んでなかったのか。恥ずかしい」*1、とさえ思う本との出会いが年に1〜2冊あるが、これがまさにそれ。



アマゾンレビューを見ても、100件近くありながら平均★5つという凄まじい名著






誰の言葉か忘れたが、「変革・革命はいつも一人(個)から始まる」と言う。まさに清水記者はその「一人」だ。


広く、強力に推薦したい。絶対に読んで損は無い一冊。

*1:我ながら自意識過剰…とは思う