アメリカン・ハッスル/デビッド・O・ラッセル(2014)



アカデミー賞の主要部門に軒並みノミネートされているとのことで、予習も兼ねて鑑賞。

前評判通り、演技巧者さんたちの演技合戦が熱い。

憧れのブルース・ウェインだったはずのクリスチャン・ベイルが無様なハゲデブに〜、とか、エイミー・アダムスってホント色んな作品で見かけるな、とか、ブラッドリー・クーパーは変な髪型でもイケてるな、とか、ロバート・デ・ニーロまでドハマリのチョイ役で出てたり、とにかく役者さんの凄さを味わう映画だと思う。

役者以外にも、音楽もファッションもシナリオも、全てにおいてハイレベル・ハイセンス。監督の力量すごい、と尊敬する一方で、ちょっと特徴がないというか、お金もかけて万全の態勢で作れてるんだよね、という感じもあって、この監督の作品だったら前作「世界にひとつのプレイブック」の方が話としては小さい話なんだけどなんかこじんまりとしていて良かったな、という気もした。


それにしては日本で、興業に苦戦するだろう。

分かりやすくメジャーな俳優も出てないし、背景となった実話も有名ではないし、音楽の歌詞の意味は字幕もないのでいまいち分からんし、、。でも、日本がこういう映画が映画館で普通に公開される国であってほしいので、宣伝の人、頑張って欲しい。