英語で話すヒント-----通訳者が教える上達法/小松達也
- 作者: 小松達也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/01/21
- メディア: 新書
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通訳歴40年超という著者。新書ではあるが、内容はイージーな感じではない。著者の真剣な思考の軌跡を伝えてくれている。(英語本の分野はイージーな感じを装う本が多いからそんなことを感じたのかもしれない)
・英語には文の構造としてSVOかSVCの二通りしかない、と考えることが理解を助ける。
・フランス語を対象とした研究ではあるが、発表語彙数(使いこなせる語彙)は、理解語彙数(読んだり聞いたりして分かる語彙)の約半分である。これからは、発表語彙数を重視して考えるべきだ。(これは実感に合う、というか、なるほど実際そうだわ、と思った)
・ボキャビルにおいて、暗記は25%以下におさめるべき。多読や多聴で何度も出会う中で自然に覚える方法こそ最上であり王道。
・研究者によれば「精読」よりも「(流し読みでもいいから)多読」の方が英語力強化への近道。
このあたりが印象に残った。