好き嫌いと経営/楠木建


面白かった!の一言。

経営学版、プロインタビュアー吉田豪こと楠木先生による「経営者コク宝」のように思えました。

実務的でもないし、実益を得られそうな本でもないし、繰り返し読みたくなるような内容でもない。著者自身もエンターテイメントに徹しているような感じであるが、でも実は、この本が追求していること(唯我独尊のアニマルスピリット)が、今の日本企業に一番足りないことのような気がする。そう考えると意外に深い。


14名との対談だが、やはり、トップを飾る、日本電産の永守さんと、大トリの大前研一は、もうぶっ飛び方が別次元。ここだけでも立ち読みすると良いと思います。


(参考)

人間コク宝

人間コク宝