非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講座/佐藤綾子


コミュニケーションにおける「非言語表現」の重要性についてよくまとまっている上に、新書で読みやすい。著者は非常に大量の著作がこれまでにもあるようで、内容的には各書(本書含めて)で重なっているようだ。本書は、その中では新しいし、コンパクトにエッセンスが入っているので入門編としては良かったと思う。

・ブリッジング(小泉 Jr,がうまい)

メラビアンの法則よりも一歩踏み込んだコミュニケーションにおける言語:非言語の重要性比率。
(著者の実証研究によると、言葉そのもの8%、周辺言語(声)32%、顔の表情 60%。声と顔が大事。2秒の単語でも人は声色だけで多くの情報を得る)

・パブリックな場でのスピーチは1分間267文字が適切。

・尊敬される謝り方→途中で絶対に主張を混ぜない

・相手に反論をするときこそ、表情(笑み)が大事、「しかしながら」とか逆説を使わないように工夫。