ベイマックス(Big Hero 6)/ドン・ホール監督

 


『ベイマックス』本予告編 - YouTube

 

感想としては「ディズニー、安定の横綱相撲」「期待通り"普通に”良い」。ストーリー展開にちょっと強引さを感じる部分はあったけれど、とにかく全体的なクオリティが高い。ディズニーブランド映画は最近好調だけに、作る方としても見る側の上がってしまったハードルを越えていくのが大変だろうと思うけれど、それをクリアしていくのだから大したものだと思った。こうしてブランドが作られていくのだと思う。

 

監督には中堅どころを起用しつつ、エンドロールを見ていると、ジョン・ラセター(クリエイティブ統括)、エド・キャットムル(名物社長)、クリス・バック(アナ雪の監督)といった大御所がアドバイザーとしてズラリと並んでおりディズニーが確立した集団指導体制が伺える。しばらくは盤石だろう。

 

余談ながらジブリはどうなるのか、、なんてまた思ってしまう。日本のスタジオの方が「職人・天才頼み」で、ハリウッドの方が「分業して組織化され資本を集めた」なんていうことを何人かの人が指摘しているが、自分も仕事柄そちら方面も大いに気になってウォッチしている。(ディズニーがジブリを買収する、という観測もあり、目が話せない)

 

ちなみに、エンドロールにはHuman Resorceとして「人事」もクレジットされている。多分、雑用係的な仕事を担当されているセクションなのだろうけれど、いつも気になる。