知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像

 

知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像

知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像

 

 

 
僕はあまりサッカーには詳しく無いのだが、「名将」と言われる人にはジャンルを超えて興味がある。そこでペップ・グアルディオラの伝記を読んだ。(何種類か出ているようだが、Amazon評ではこれは相対的に高評価のようだ。)
 
著者も好意的に書いているし、「哲人」とも称されるグアルディオラのキャラクターは、個人的には好きだ。ペップはとても「真面目」なリーダーとして描かれている。しかし、どうしてこんなに真面目になったのか、本書を読んでもその背景は今ひとつ分からなかった。
 
十分に楽しく読んだが、欧州サッカー好きだったならばもっと楽しめただろうとは思う。サッカーには疎く、今後興味を深めるかはわからない。でも、できればこの先、名将と名高い、サー・アレックス・ファーガソンモウリーニョについての本も読んでみたい。
 
ちょっと面白いなと思ったのは、ペップがバルサの監督をしていた時代、戦意高揚のために好んで使っていたのはこの曲(ColdplayのViva la vida)だということ。独特の愛郷心バリバリのはずのカタルーニャのチームがイギリスのバンドColdplayを?とも思うが、こういうのが欧州的な感覚なのだろうか。