ザ・ラストマン/川村隆

 

 

会社の知人に借りた。日立の元会長、川村さんに関する記事や本はこれまでにかなり読んできたので、個人的には本書は特に目新しい内容はなかった。しかし、この方が語っている内容は日本企業のレガシー企業にとっては示唆の大きいものだと思う。

 

 

 

「誤解を恐れずに言えば、たいていの改革はスピードさえあればなんとかなる」

 

意思決定者を少なくすると「結論が尖る」

 

「情」よりも「理」を取れ。ラストマンは「情」を理解しつつ、「理」を取ることのできる人間なのかもしれません。「情」を理解しないで「理」を取るから角が立つのでしょう。よく言われるように「小事には情、大事には理」ということなのかもしれません。 

最後の一節は、「松下電器の経営改革」 でも全く同じことが言われていた。川村さんもこの本をお読みになったのか、それとも偶然か。いずれにしろ真理なのだと思う。

松下電器の経営改革 (一橋大学日本企業研究センター研究叢書)

 


(先に読んだせいかもしれないが、個人的には↓の方が勉強になったかな・・・)

異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日