ザ・ラストマン/川村隆
ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」
- 作者: 川村隆
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: 単行本
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会社の知人に借りた。日立の元会長、川村さんに関する記事や本はこれまでにかなり読んできたので、個人的には本書は特に目新しい内容はなかった。しかし、この方が語っている内容は日本企業のレガシー企業にとっては示唆の大きいものだと思う。
「誤解を恐れずに言えば、たいていの改革はスピードさえあればなんとかなる」
意思決定者を少なくすると「結論が尖る」
「情」よりも「理」を取れ。ラストマンは「情」を理解しつつ、「理」を取ることのできる人間なのかもしれません。「情」を理解しないで「理」を取るから角が立つのでしょう。よく言われるように「小事には情、大事には理」ということなのかもしれません。
最後の一節は、「松下電器の経営改革」 でも全く同じことが言われていた。川村さんもこの本をお読みになったのか、それとも偶然か。いずれにしろ真理なのだと思う。
松下電器の経営改革 (一橋大学日本企業研究センター研究叢書)
(先に読んだせいかもしれないが、個人的には↓の方が勉強になったかな・・・)