三成の不思議なる条々/岩井三四二

 

三成の不思議なる条々

三成の不思議なる条々

 

新聞の書評欄で好評だったので読んでみたのだが、あまり読みやすくなかった。序盤は完読できるかひるんだが、なんとか最後まで到達できた。

 

著者も工夫されてはいらっしゃるが、ある程度、関ヶ原についての基礎知識を事前に持っている人でないと楽しめないと思う。自分は昔読んだ司馬遼太郎版「関ヶ原」と、著者失念「島津奔る*1」あたりで仕入れた基礎知識があったのでかろうじてついていけた、という感じ。

 

そして、20代の前半に読んだ司馬版「関ヶ原」を、アラフォオーになった今、また読んでみたくなった。

*1:面白い小説だったのだが、あとで色々問題になってた、と記憶