日向清人の英語雑記帳(1):英語学習に対する問題意識を高める/日向清人

 

 

 

このブログには掲載してこなかったが、実は、ここ2年くらい英語関連の本を沢山買って使ってきた。何人か「この著者の方はいいなぁ(自分と波長が合うかも)」と思う人がいて、日向先生もそのうちの一人。

 

日向先生は辛口というか、時に結構攻撃的な物言いもされるので誤解されがちだけど、本書の以下の一節を読んで、だから日向先生はこうなのか、と思った。万人向けではないだろうけど、僕は好きです。

 

斉藤兆史先生が『英語襲来と日本人』の中で「いまの日本が必要としているのは、エリート母語話者を向うに回して政治・外交・文化を議論しても互角以上に渡り合える英語の使い手である。そのような英語達人を一人でも多く育成することが英語教育の急務」であると述べてらっしゃいますが、私もそのとおりだと思っています。  だからこそ、自分の英語に関する知識・経験のすべてを勉強している方々にお伝えすべく、このブログの記事を書いているのです。ガイジンと友達になれればいいといったレベルの人は最初から相手にしているつもりはありません。英語できちんと仕事のできる人間を少しでも応援したい、増やしたいとの思いから書いているのです。 

 

 

本書は、英語学習のためというよりは、日向ファンとして買って流し読みしたのだが、後段の「単数形と複数形」の違いについての事例の列挙(こういうものも、重箱の隅!とか批判する人は多いのだろうけど)など、勉強になる内容が多く、また例文を自分のAnkiに追加するのだった。