なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話/松村嘉浩

 

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話

 

 

知人からふと借りた本。ざっと流し読みした。

読んでから、Amazonのレビューを見たのだが、予想以上に高い点が並んでいるので驚いた。僕としては、割と普通の議論を展開している本だな、との感想だったし、ところどころ「牽強付会」な議論もあるように感じた。

 

黒田日銀、あるいは世界経済は、どこへ行く、答えは誰にも分からない。(ただし、「数千年に一度」とか「成長は終わった」とかいう議論には、他の論者の語るものも含めて、今ひとつ乗れない。ロングスパンで世界史的に考える視点は重要だとは思うけれど。)


ところで、この著者は(本書でのキーワードになっている)「既得権層」なのかどうなのか、客観的に/ご本人の認識的に…とは思った。