品格ある日本人の英語/曽根宏

 
ーネイティブ信仰を捨てれば、必ずうまくなる!!ー 品格ある日本人の英語 (CD付)

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ここ数年色々な英語本、英語学習論を読んできた。
 
英語界には
1、「ブロークンでも良い。もはや英語話者の多数は、ESLだ。とにかく怖じ気づかずにガンガン話せ」
と、その真逆で
2、「ブロークンや無手勝流では結局のところ尊敬されない。どうせ勉強するなら、しっかりと学ぶべき」
という二つの極論がある。
 
本書の著者はこの「中間」から「上記の1寄り」くらいの立場で「ネイティブを過剰に意識することは必要ないが、人間として、日本人として中身のある中身のある話をせよ」とおっしゃっている。正論なのだと思う。(元富士通マッキンゼーで、M&Aコンサル会社と英語学校を興されたというご経歴が面白かった)
 
自分もここ最近の勉強では上記2の立場、すなわち「ネイティブ風」を過剰に意識していたかもしれない、と気がつかされた。ただし、依然として、どうせ勉強するなら正確な文法・正しい発音、というのはやった方がいいとは思っている。これは、最終的なゴールをどこに置くかにより、人によって違ってよいのだろう。
 
いずれにしろ、1か2か?と迷う前に、とにかく勉強あるのみの日々。