冥土めぐり/鹿島田真希

冥土めぐり

冥土めぐり


夏の芥川賞受賞作。テーマ的な「えぐさ」は無いが、とにかく巧い。一つ一つの言葉の選び方、現在と回想のシームレスな繋ぎ、など、すごく巧かった。「日本経済の失われた20年が・・・」とかしてる文芸春秋のコピーはちょっと見当違いだと思う。