世界にひとつのプレイブック/デビッド・O・ラッセル監督(2012)



今年のアカデミー賞の主要部門全てにノミネートされていた評判作。


結局、ジェニファー・ローレンス(22歳)が主演女優賞を獲った*1わけですが、ジェニファーはあまり美人過ぎないところが味で、確かに、熱演は良かったです。特に、クライマックス前に、主人公一家の自宅に乗り込んで、集まったみんな(名優ロバート・デ・ニーロ含む)の前で堂々と啖呵をきるシーンは良かった。どうやら自分は、映画を見ると、人が「啖呵をきる」シーンに注目する癖があるようです。

超感動作とか、問題作という作品ではないのですが、確かに全体としてハイレベルな仕上がりで、「見て良かった」と思える一作でした。

*1:個人的には、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャスティンの方にあげて欲しかったと思った。でも、ジェニファー・ローレンスが、あの「ウィンターズ・ボーン」の主役の女子高生やってた人だと知った時には驚いたなぁ。ウィンターズ・ボーンの役は神がかり的な存在感だった。