ヤマト運輸の羽田クロノゲートを見学


先日、ヤマト運輸の新物流拠点「羽田クロノゲート」を見学してきたので少し感想などを。

宅急便仕分けライン(ハイテクなハード&ソフトに人力の絶妙な融合)の実物はすごくインパクトがあって(その辺は、写真撮影禁止)、一消費者としても企業人としても見れて良かったと思いました。ラインそのものはフランスのメーカーが提供しているらしいですが、ここまで精緻なシステムの作り込みは日本にしかできまい、という熱い感想を持ちます。全国に細かく張り巡らされた地域の集配を毛細血管だとすれば、365日24時間稼働しているこのセンターはまさに「心臓部」。自分の目で見る価値はあると思います。


見学ツアー全体としてもヤマト運輸という会社が日本人の暮らしを変えてきたことと、これからも変えそうなことをリアルに感じられました。自分は、小倉昌男経営学』(日本人経営者が記した本として屈指の名著という評価が定まってますね)に感銘を受けていた人間なので、「あそこからここまで来たのか」という大変僭越な感想を持つ始末。


無料の見学ツアーですが、結構な人気らしく、予約をとるのは結構大変。ちなみに、今回は平日の夜だったせいか、他の見学者も同業の物流関係や
コンサル・金融関係らしき人が多かった様子で、メモを熱心にとってたり、「設備は何年で償却か…」「これは多分ビックデータを…」とか小声で話し合う人たち多数。まあ、自分達一行もそんな感じだったのですが。

(予約サイト)
http://www.yamato-hd.co.jp/hnd-chronogate/visitortour.html