みんなのなやみ<2>/重松清


みんなのなやみ2 (よりみちパン!セ)

みんなのなやみ2 (よりみちパン!セ)


重松清は作家としては好きで、7〜8作は読んでいる。多分、個人的に感情的な波長が合うのだろう。

この本は小説ではなく、中高生からの人生相談に答える、という本だが、どれも納得・信頼できる回答を返しているので、安心して読めた。

一つ印象的だったところを。

「親の子どもに対する思いなんて、勝手で欲張りなものだ。だから、親の期待には応えられなくてもいい。僕だって応えられなかった。ただ、親の信頼は裏切っちゃいけないよ」ということを説いていたところ。「期待に応えなくても良いが、信頼には応える」、これはちょっと良い表現だと思った。



流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

昔読んで泣かされた本。今、読んだらもっと泣きそう。