グッド・ウィル・ハンティング 〜旅立ち〜/ガス・ヴァン・サント監督(1997)
20年前近くの作品。昔見た記憶もあるが、中身はすっかり忘れてしまった状態で再び見た。(確か、廊下に書いてある数学の難問を掃除夫のマットデイモンが解いてしまうやつだよね、程度の記憶。我ながら貧困な記憶力が情けない)
2015年現在の映画に慣れている目からすると、演出や音楽に多少の「もっさり感」を感じる部分はあるが、やっぱり本作が傑作だと言われるのも納得の一作だった。
ベン・アフレックとマット・デイモン、後に大物俳優(監督)に成長するお二人が若い!そして本作ではこの二人が脚本を書いてることでも有名。
ベン・アフレックのアホづら(ごめんなさい)が何度見ても笑ってしまうのだが、最後しっかり仕事をしてくれた。(そりゃ自分で脚本書いてるから当然か)
ロビン・ウィリアムズ…亡くなってしまった名優はやっぱり名優だった。
アメリカにおける「知性主義」と「反知性主義」。最近読んだ本を補助線としてこの映画を見ると、この二つの対立と融和が非常にうまく脚本に織り込まれている事が分かって、とても味わい深かった。当然ながら、この二つは、どちらかが「勝つ」という話ではないのだ。