日本をダメにしたB層の研究/適菜 収

日本をダメにしたB層の研究

日本をダメにしたB層の研究


気鋭の若手哲学者という人が書いたそうだ。

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この定義は前から知っていたので、書名に興味を惹かれたのだけど、本の中身はあまり自分に合わなかったようだ。



なんというか、こういう「大衆」批判なら、中川淳一郎さんの方が読んでいて面白いし、アカデミックな理論を援用しての愚民批判なら、宮台・大塚「愚民社会」の方がもっと刺激的だと感じた。

そして、進歩史観を批判して「保守」を論じるなら、福田恒存が良い。


この著者の「キリスト教は邪教です(ニーチェアンチクライストの現代訳)」はかつて面白く読んだ記憶があるので、そちらをおすすめ。