トヨタの組織設置

2月27日の日本経済新聞より引用

広報・渉外で特設チーム トヨタ、戦略見直し
 トヨタ自動車は26日、広報や渉外戦略を見直すための特設チームを設けたと発表した。大規模リコール(回収・無償修理)への対応を巡って米国を中心にトヨタに対する批判が高まったのに対応。広報や渉外のほか、営業や企画など関係部門を横断して情報の集約や発信のあり方を検討する。
 特設チームは「BRコミュニケーション改善室」で17日付で新設した。BRはビジネスリフォームの略称。トヨタが経営課題に機動的に対応する場合に期間限定で社内に設ける。三好工場(愛知県みよし市)と田原工場(同田原市)の工場長を務める永田理常務役員が担当する。
 リコールなど一連の不具合に関しては、トヨタの対応が後手に回ったとの批判が根強い。このため各国政府やマスコミなどとの意思疎通に課題がなかったかどうかを検証。必要があれば組織の見直しに踏み込む可能性もある。(26日 21:38) 


BRという仕組みが筋金入りの大企業であるトヨタの知恵のあらわれであると感じた。おそらく、こうしないと組織が膨張する一方なので、こういう制度を設けているのだろう。組織論の領域で参考になる仕組みである。


この記事のような「組織論」「組織運営事例」を今後も掲載していく予定です。