原発事故と放射線のリスク学/中西準子
信頼するこの方のBlogのこの素晴らしいエントリを読んで、自分も読もうと決めた。夏に買っていたのだが、忙しさなどなどにかまけ、読むのが今の時期になってしまった。
テクニカルな放射線の話は、僕にとってはいつも取っ付きづらい。本書でもそのあたりはスルーさせていただいたが、なによりこの著者の姿勢・見識には感銘を受けまくった。
「リスクゼロ」を志向する議論からは生産的な議論は産まれない、という事を心に刻みたい。
最後の上野千鶴子氏との対談もとても面白かった。
「日本人とリスク」ということで言えば、以下の本を思い出した。中西準子先生と山岸俊男先生の対談、面白いと思うのだが、どなたか企画してもらえないだろうか。