野心のすすめ/林真理子


あまりの迫力に精読するのも何か怖い本なので、ざっーっと、流し読み。


確かに評判通り、濃くユニークな本で、特に10代20代には一読を推薦したいと言える面白さだった。女性と仕事(と社会)を正面から論じており、日本版「LEAN IN」とも言える内容だ。

40万部売れているというこの本のアマゾン評価は5と4が多く、3・2が少なく1が多いという、スペクトラムになっている。すなわち賛否がしっかりと分かれている状況。これは現代において理想的な分布のような気がする。

自分としては、女性傑物の人生論というジャンルでは、西原理恵子先生の方が好み。この本はこれで読む価値あると思います。


全編、迫力ある内容だが、特に、私が36歳で結婚できたのはひとえに「気迫」です、という一文があって、それがインパクトあった。