村上春樹 1Q84 BOOK3 読了

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3


どうしても予断なく読みたかったので、金曜日から読み始めて、読了。

言いたい事はたくさんあるのだけれど、多くの人にも予断なく読んで欲しいので、ネタバレにならざるを得ない感想や分析は、少しほとぼりが冷めた頃に別途書きたいです。

「批評家や玄人筋からは叩かれそうだな…」ということと、村上春樹が、「いつか“世界の終わりとハードボイルドワンダーランド”を書き直したい」と言っていたけれど、遂にそれが果たされたということなんだな、と感じたことだけは書いておきたい。

あとは、色々な面でジョン・アーヴィング*1の影響を感じずには居られなかった。特に以下の作品と1Q84には多くの類似がある。この作品は長さも1Q84と同じくらいの長編だし同じようなテーマ・モチーフが多数ある。1Q84的なカタルシスを得たい人にはぜひお勧めしたい。

未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)


未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)

未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)

*1:これまた自分が個人的に大好きなアメリカの長編物語作家