考えること

面白い記事だと感じたので、備忘までに。

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書かれている内容は、「最近の若者は・・・」論*1に近い部分もあると思うけれど、そうとも切って捨てられるものだけはない気もする。

(記事より)

 では、私たちがしていないことは? それは「考える」こと。情報を処理してはいるが、考えてはいない。2つは別物だ。

 要はデジタルツールを触りながら、ダラダラしているだけ。リンクをクリックしては、自己顕示欲の強い愚か者や評論家、広報やマーケティングの担当者らが垂れ流す無意味なゴミの激流をかき分けている。


自己顕示欲の強い愚か者(笑)という単語の切れ味が良い。


下手の考え休むに似たり、と言うし、インプットをしないことには、考えることもできない。だから、情報収集は大事だとは思うし、それを助けるテクノロジーの発展を批判・皮肉ってもあまり意味がない。

情報が少なかった時代は、少ない情報+高い思考力。

対して、今は、多くの情報+低い思考力。

ということで人間の出力の総和は、いつの時代もあまり変わっていないのかもしれない。

さはさりながら、「考えるんだ」という意志は凄く大事だ、と個人的には思っているし、今の労働社会では、この意志の有無によって大きな差がついてしまうと思う。



ちなみに、iPodを何台も持っていてiPhoneもヘビーに使っている私ですが、それは音楽デバイスとして気に入っているからという側面が強く、今のところiPadの購入予定はありません。

*1:最近の若者はダメだというのは、エジプトの遺跡の壁にも書いてあったよね、というご指摘。どんな時代も世代間ギャップは存在するというお話