個と組織を強くする 部課長の対話力/村山昇


個と組織を強くする 部課長の対話力

個と組織を強くする 部課長の対話力


著者からご献本頂きました。
いつもオリジナリティを感じられる著作を発表される村山さんの新作です。



自分なりに、本書のメッセージを一行で要約すると

「部課長の皆さん、上司のせい、会社のせい、にしないで、あなた自身が変わらないと何も始まりませんよ!」

というもの。



ごく真っ当なメッセージだと思うけれど、意外にビジネス書では語られることが少ない気もする。多分、人間には「真っ当なメッセージを聞きたくない」という本性が潜んでいるからではないだろうか。



会社にしろ、学校にしろ、政治にしろ、全て「悪いのは他人のせい」とする思考法が如何に世の中を蝕んでいるかは、最近また読んでいる内田樹氏の主張にも通じるものがあると感じた。


自分がしっかりするしかない。影響範囲は半径3mでも良い。それしか会社や社会を良くする道は(多分)無いと思う。