明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い致します。




最近思ったことを一つ。



「今、外部環境の変化が、かつてないほど速くなっている。戦後最大の激変期である」というようなフレーズが、新聞記事だったり、中期経営計画の冒頭だったり、社長所感だったり、コンサルの提案書(笑)なんかに、よく出てきます。私が社会人になって10数年経つわけですが、このフレーズを聞かない年はありません。まともに考えれば「毎年が激変期」ということになるわけですが、実際はそうでもないでしょう。これは一種の社交辞令、すなわち「貴社ますますご清栄のことと・・・」と同じくらいの意味しかないのです。多分。情緒的なものであって、論理的なフレーズではないのです。



そんな社交辞令なんかやめてしまえ、と若い頃は思っていましたが、最近は一回転して少し違うようにも思っています。



日本人にとっては「社交辞令」というものはそれなりに合理性のある潤滑油(私たちは同じ共同体、「世間」の一員ですよね、という確認)だったりもするので、ムゲに否定するだけのことでもないのかな、と。(ただし、こういうのは、アメリカ人や中国人には通じないことは自覚しておくべきですね)



以上は、あまり生産性の無い私の思考の軌跡を披露してしまいましたが、申し上げたいことは、今年も、外部環境がどうだこうだと言わず、自分の出来ること、身近なことをしっかりやっていく一年にしたいと思います、ということです。よろしくお願い致します。



追伸 プライベートで、リアル年賀状をやり取りさせて頂いている皆様へ。今年は遅れます。すみません。