カンブリア宮殿/花まる学習会の高濱代表
前のエントリーで予告した通り、楽しみにしていた番組を見た。期待通り*1、色々と印象に残るフレーズが多かった。
特に印象に残ったのは、高濱さんが教え子で就職活動をしている学生に語りかけていた内容。うろ覚えだが、こんな感じ。間違ってたらすみません。
「自分には合わない」という言葉で色々なものを切り捨てるのは現代の病(やまい)です。合わない、といって周囲を切り捨てていくと、最後に残るのは自分しかない、これがひきこもりですよ。
他の人が自分と「合わない」と感じるのは当たり前。育ての親も、食べてきたものも違うんだから、「合う」はずがないじゃないですか。どこかに自分に合う場所や会社があるわけじゃないんです。
「自分探し」の旅もいいけど、自分が出かけていって、周りを良くすることをしないと。それしかないんです。そういう人になって欲しい。
実践を伴っている先生の言葉だけに頭が下がる。
他にも、「腹減った」症候群の話(親子の会話がインタラクティブに成立しているかどうかで、その子が伸びるかどうかが分かる)、「出来た体験」が内発的動機の根っこを作る、など、面白い話あり。
テレビ東京が太っ腹な動画配信をしているのには驚いた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/dogatch.html
この花まる学習会、うちの近所に教室がないのが残念。あったら、子供を通わせたいと思っているのに。
以下は、余談ながら。
高濱さんは、子どもの幸せを祈って「論理的」に考えられる力を伸ばす教育に尽力されている。しかし、番組放映当日に同じ国の政治家が展開していたのは極めて非論理的な内輪揉めであり…。「それでもりんごの木を植える」っていう精神が大事なんでしょう。