こども論語塾/安岡定子, 田部井文雄

こども論語塾―親子で楽しむ

こども論語塾―親子で楽しむ




そして、我が家の(まだろくに字も読めない)三歳児にはちと早いか…と思いつつも勢いでこれを購入。

試しに読み上げてやると、なんと三歳児も果敢にリピートしてくる。まずは、短くて言いやすいものから。「巧言令色、少し仁」とか。長いのになると大人の私もつっかえてしまうような感じだが、読み上げていると暗記していけそうだ。

論語の読みやすいフレーズと大人向けの解説が見開きになっている構成が見やすくて良い本だが、大人向け解説は、自分みたいなこだわり派には少し物足りない。上の守屋先生のものなどを別に買って読んだ方がいいと思う。(少なくともこの絵本だけでは「仁」とか「恕」の意味は分からない。)



論語関係の本を少し読んでいると、孔子って謹厳実直な人というよりは「自意識の強い、チャーミングなひねくれ者」的なところがあって「笑える」部分も多いな、ということが分かってきた。