おおかみこどもの雨と雪/細田守監督・・・・と映画の楽しみ方




・先々週、一人で映画館で観る。嫌な予感?していたのだけど、案の定、映画館で泣く。スーツ姿なだけに恥ずかしい。


・先週の土曜日、ラジオでパーソナリティの宇多丸氏による本作の徹底評論を聴く。予想以上に高く評価していた。自分は、泣いたのは事実ながら、色々と異論のある部分もあり、宇多丸氏と自分の考え方の違いを感じながら聴く。(この監督の「演出の巧さ」や画面に込められている情報量の多さへの高評価には同感)


・さらにその番組に細田守監督が出演しており、制作にあたって考えたことなどを聴くことが出来た。(賛否の分かれる例の性交シーンは必要だったのか?なんて話もあったのだが、当然ながら監督は監督なりに考えてああいった形で入れていること、一方で、映画が何を伝えるかは受け取り手によって決まるものである、ということ、などが語られていた。)


・今度、この映画の二回目を誰かと一緒に見に行くかもしれない。そしたら、また色々この映画について話すだろう。




ということで、映画一本、見て見っぱなし、というのではなくて、色々と時間をかけて何重にも深く楽しんでいる。



一石二鳥というか三鳥。こうした習慣を身につけたのは、30歳を過ぎてからで、完全に、TBSラジオ(Podcast)のお陰。ウィークエンドシャッフルのシネマハスラーのコーナー町山さんのコラム



特に自分は映画の理解力があまり高くなくて、「二回目を見て初めて気づく、ということが多い」ので、気に入った映画は必ず二回は見る。



以上のような感じで年間10本くらいをじっくり楽しみ、それ以外にDVDでもパラパラと(ここまで味わってはいないが)見ている。



最大の楽しみだったダークナイトライジングは先行上映で駆けつけたのだが・・ それはまた別に書く。



そういえば、そもそも、こういう習慣を身に付けた最初の作品が「ダークナイト」(2008)だった。