東日本大震災の被災地を訪問したこと(2)

今回参加してきたのは、さくらプロジェクト3.11という団体のツアー。


本団体は、企業経営者有志が立ち上げた団体ということで、企業人らしく?段取りも良かったし、活動の展望もしっかりとされていた。


たとえば、今回は、唐桑町陸前高田の二箇所、丘陵みたいなところに桜を植えたのだが、幹部の方が植えた種類と本数をやたら厳密に数えていらっしゃる。僕は根がいい加減なもんで「テキトーでいいじゃないですか?」と聞いたら「自分のお金で植えているならそれでも良いんだけど、寄付金で植えているので、しっかりナンバリングして、GPS地図で管理する。寄付者には具体的にどこにあなたのお金を使って植えた、とフィードバックする。また、桜は植えたあとのケアが大事なのでそこまで責任もってやる。」といのこと。さすが、酸いも甘いも噛み分けた?経営者の皆さん*1である。




個人的に植樹という作業自体が初めてだったこともあり、軽装で出かけてしまい、現場では「不用意に来ちゃったKYな都会のおっさん」感丸出しだったが、固い土を掘り起こして自分で苗を植えたら、やっぱりいつかは一度見に行きたくなるもの。未来志向の取り組みだと感じた。


なお今回のような自ら植樹するツアーは不定期開催で、基本は一口一本の寄付というかたちとなっている。ぜひWEBをご覧になって、支援を検討していただきたい。


震災当初はブームのごとく沢山来ていた被災地支援団体も最近ではかなり減ってきているとの話も聞いた。何事もアーリーアダプターを旨とする自分としては震災後2年を経ての訪問には出遅れ感もあったのだが、支援に関してはレイトマジョリティ上等!で、つきあおうと考えている。

*1:皆さん、本業もお忙しいであろうにこのような活動もしっかりされて、本当に頭が下がる想いだった。