一般意志2.0 ルソー・フロイト・グーグル/東浩紀
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/22
- メディア: 単行本
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出版されたことから「読んでみようか…」と思いつつも読んでいなかったのだが、直接話を聴ける機会があるということで、慌てて付け焼刃的にお勉強。
(一般)雑誌の連載だったのか。平易で読みやすい。ルソーの言うところの「一般意志」の概念、分かりやすい*1。ルソーの社会契約説って、ホッブスやロックとは少し違う、、というあたり、勉強になる。
タイトルからして、一般意志2.0が世の中を動かす、というようなものなのかな、と勝手に予想していたが、単純にそういう話でもないらしい。
そして、直接このテーマで講演を伺ったら、この本以上に良く分かった。恐らく本執筆以降に考えられたことも多少は講演に含まれていたのだろう。
講演の内容で面白かったところを書きたいところだが、クローズドの場だったため自粛する。
深層意識の可視化にはプラスの効果もあるし、マイナスの効果もある。この時代に適したかたちに、言論やメディアや統治機構や政治家は変化していかないといけない、という事だろう。
*1:といはいえ、プロのルソー研究者の見解も本当は調べておきたいところ。