殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件/清水潔
- 作者: 清水潔
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: 単行本
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HONZ!での激賞を読んだことがキッカケとなり、あるサイトで「前書き」を読んで購入を決意。自分にも幼い娘がいるし・・親として自己防衛のためにも読まなければならないのかな、という気持ちもあり、購入を決意。
で、こんな陳腐な形容詞しか浮かばないのが情けないが、この本はとにかく凄い。おそらく今年読んだ本のベスト。
とにかく騙されたと思って読んで欲しい。読んだ結果「意味がない。つまらない」と感じた人がいたならお金を返すから、というくらいの推奨度です。
今まで、清水さんという記者(真の記者、記者の中の記者)の活動を存じ上げなかったことを恥ずかしく思う。
唐突ながら、清水記者のココが凄い!
- 世の流れや権力におもねない。
- 正義感と共感力
- 現場とファクトで突破する力
- 文章やストーリー構成も上手い
- なんといっても、脅威の調査(探偵)力*1
- そして何より、前書きの最後に書かれたこの熱き想い。
そして何より伝えたいことがある。
この国で、最も小さな声しか持たぬ5人の幼い少女達が、理不尽にもこの世から消えた。
私はそれをよしとしない。
絶対に。
早速、清水記者の「桶川ストーカー事件」の本も購入した。
*1:私、本書の後半に差し掛かった第7章の展開で、電車の中で「マジで、この人スゲエ!」と呟きそうになりました