リーダー育成に悩めるGE 日経ビジネス 2010年5月24日号


面白い記事だった。GEが、クロトンビルでの集権的・OFFJT重視・トップがフルコミットする人材育成に迷いを感じている、という記事だ。


もっと現場での実践、現場でのリフレクションを重視した分散型の育成が大事なのではないの?と投げかけている。


ただし、記事では一方で成功例(らしきもの)としてグーグルを引き合いに出していて、その辺は短絡的かな、とも思った。
事業がうまく行ってれば、イコール、人材育成もうまく行っている、というのは過大評価だろうという意味で)



あとは、以下の記述が大変面白かったので、記録として抜粋しておく。

イメルト氏は人々の固定観念を変える難しさを知っている。


彼は「下位10%は切る」などウェルチ時代に広まった格言について話さない。

「GEの逸話の一部は伝説だ。事実と違うことが書かれており、経営という学問がいかに発展していないかが分かる。いまだに『業界で1位か2位を目指せ』と耳にするが、ジャック(ウェルチ)ですら、1990年以降は実施していない。20年も前の話だ」

掲題記事p89より