大学三年生の授業で話す

 都内の大学で三年生の方を相手に授業で話をして、そのあと飲み会にも参加させてもらうという機会*1があった。普段、企業人とばかり話しをしている自分にとって、新鮮で面白い経験だった


 この時期のこの学年だと、就職とか将来について、漠然とではあるけれど不安みたいなものを持ちはじめる頃だ。日本は景気も悪いし、なんとなく閉塞感がある、ということを皆感じていた。


 学生のひとりに「結局、企業の大人って、若い人に何を求めているんですかね?個性を見せろといってみたり、協調性が大事と言ってみたり、、、いろいろ期待されてわけわかんないッス」と聞かれた。


いつの間にか「企業の大人」になってしまっている自分は、その場で考えて、次のように回答した。


 「フツーに責任感と向上心、コミュニケーション力があれば、他に特に何も特別な期待はしていない。そもそも、おじさん達も若い人達に対して偉そうな期待をのたまえるほどの若者時代を過ごしていないはずだ」


 本当に、そう思います。まあ、そのフツーに、というところは決して簡単なことではありませんが。就活メディアとか就活を利用して威張る社会人に惑わされないでほしいなぁと思いました。

 他にも「給料が良くて比較的安定、ラクな会社ってどこですか?」とか「今から就職するとしたらどこの会社に行きますか?」とか色々聞かれて面白かった。前者にはその場である程度回答した。しかし後者は難しい問いだ…。


 あと、若者がビールを飲まない、という新聞とかでたまに出ている話は本当だと知った。10人のテーブルで最後までビールを飲んでいるのは自分だけだった…。

*1:知り合いの先生に呼んでいただきました