解雇解禁/週刊ダイヤモンド 8月28日号

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見出しはエキセントリックだが、中身は玄人筋からも評判が良い。ダイヤモンドは数週間前にはどちらかというと興味本位よりの「給与比較」の特集をやっていたが、こういう実力もあるのだと、見せてくれた感じ。

見出しの「解雇」の解禁とよりも「賃下げ」解禁の方がより重要な問題である気もする。

とはいえ、記事で出てきた事例は「またしても」の「広島電鉄」である。このことは、何年たっても、他に事例が少ないことを暗示している。


ところで、人事コンサルタントは個別企業の人事問題には強くても、マクロの雇用問題に疎い傾向がある気がする。あるいはマクロに意図的に耳を塞いでいるように思う。コンサルタントは発注者である経営者に忠誠を誓う職業であるから、そのことは否定しない。ただし、自分はその原則を尊重しつつも、それだけではいけないと思い、マクロ雇用問題もフォローしている。


今、必要なのは、ホントの実務レベルの賃金管理テクニックと労使交渉力を合わせ持った人事コンサルタントなのかもしれない。(実感として稀少)