日本経済新聞 私の履歴書 商船三井顧問 生田正治 さんの連載が面白い

海運業界は、戦後の日本経済復興において重責を担い、その後急激な構造変化にさらされた業界です。

そこで長らく幹部を務められた方の連載なので、とても面白い。

生田氏が経営企画部担当になったときのエピソードを一つメモ。


経営企画部副部長兼務となった。「企画」と「予算」の両チームを率い、全社的視点から各部に注文をつけるのだが、どの部署も従来のやり方を守ろうとする。火花が散るのは仕方なかった。

常に自分自身に言い聞かせ、一緒に仕事をする仲間たちにも言っていたのは、「経営企画部にいる以上、社内の各部門から悪評を浴びよう。ニコニコされるようでは仕事をしていない証拠だ。」ということだった。

私の履歴書 2011年1月15日 

たしかに、私も仕事柄、経営企画部の皆さんと仕事することが少なくありませんが、こうしたマインドを持つ優秀な皆さんと会うことが実際にあり、そういうときは本当に身が引き締まるものです。