朝日新聞のベテラン記者による模擬エントリーシート添削サービスが微妙な件


今朝の朝日新聞の折込広告に、<「朝日新聞」の就活力アップ講座 ベテラン記者によるエントリーシート支援>というチラシを見つけました。



就活エントリーシート添削実物が出ていたので、何気なしに眺めていたら、この添削内容がなんというか、微妙過ぎて面白すぎます。


おそらく団塊の記者が「いっちょ、無知蒙昧な学生を啓いてやろう」という勢いで赤ペンで辛口コメント*1を書きまくっています。


趣味:映画鑑賞←添削コメント:ほとんどの人が書きます。没個性過ぎます。

志望理由への添削コメント:全くダメですね。あまりに抽象的過ぎます。OGの二人を見てどんなところに「誇りを持ち、大変充実している」と感じたのでしょうか。(略)。単なるあこがれだけで志望されても、企業側はあなたを欲しいとは思いません。

しかし、そもそも、この構図そのものが大きく間違っている気がします。



朝日新聞のベテラン記者さんのような(あるいは、ベテラン記者さんが期待する)「思考法」や「もの言い」をする求職学生を、2011年の今、企業側は評価するんでしょうかね!?


「朝日の記者さんだから」なんて思わずに、むしろ、自分の親(普通のサラリーマン、という人が多いのでは)とかに見せた方が、何らか社会でやりくりして生きていく上で役に立つヒントがもらえるのではないか、と思います。


でもまあ、こういう添削指導を受けた学生さんは結構真面目に受け止めてまた悩んでしまうんだろうな〜。そのことが少し可哀想にも想ったので、ここに書いた次第です。

*1:この指導内容がまた朝日新聞教条主義に満ち溢れており微妙