週刊東洋経済 管理職超入門
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/01/11
- メディア: 雑誌
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管理職超入門、というテーマなので久しぶりに東洋経済を少し真面目に読んだ。
「トヨタの係長復活」について、それが技術開発部門におけるものであること、という多少詳しい解説があったのが目に止まった。「係長復活というような組織階層の議論は、職種特性と切り離せない。全部署一律での議論はナンセンス」というのが専門家的理解だと思っていたが、まさにそうした観点の記事だった。
日本のビジネス界においては、「トヨタ 係長復活」というのはよくも悪くも非常にシンボリックなフレーズとなってしまう。
他のシンボリックなフレーズもそうなのだが、そのフレーズの真意や正しい実態をほとんどの人が理解していないままに、言葉だけが一人歩きすることがすごく多い。特にトヨタとかGEとかリクルートとかはそういう対象になりやすい。
P68からメンタルヘルスの記事
人間にはストレスを処理する能力が三つある。
- 「有意味感」・・・この仕事には意味があると感じられる能力
- 「全体把握感」・・・今何が起こっていて、この先どうなるか見通しが持てる
- 「経験的処理可能感」・・・今までの経験に基づいてここまでなら何とかなる、と感じる能力
この三つを感じる事のできる能力を育てる必要がある、という部分は覚えておきたい。
最後になるが、キャリアポートレイトの村山さんのボスマネジメントの記事もあった。いつもながら、独自のマッピング、オリジナルなキーワードによる具象化がされていて勉強になる。