学問のすすめ/福澤諭吉

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)



もう一つ、良いなと思った箇所を抜粋。


いまの世の中に生まれて国を良くしようと思うものは、何もそれほど苦悩する必要はない。大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割に相応しい知識や人間性を備えることだ。

(略)

私がすすめている学問というものも、ひたすらこれを目的としている。


初編 学問には目的がある より


ちなみに、今月は三回、別の場所で、同じ話を聴く機会があった。それは、

世の中を良くしよう/所属する組織を良くしよう/そのために自分が頑張ろうと考え実際にコストを払って行動する人は全体の5%以下、というような話…。

実際はその比率はもっと低い、と思う。悲観しているわけではありません。